消費者金融で借りるべき人とは?特徴や利用者数、理由を調べてみた

なぜ消費者金融でお金を借りるのか?

消費者金融以外にも融資を行っている金融機関は存在します。ではなぜそこで消費者金融でお金を借りることを選ぶのでしょうか?

オカデモ先生

このデータを見てくれ!
借入先として選択した理由(複数回答) 割合
借入手数料・金利が低かった
19%
借入審査手続きが簡単
28%
駅前や商店街に店舗や自動契約機があった
35%
借入可能な金額が多かった
12%
借入時の審査スピードが早かった
22%
24時間365日借入可能だった
19%
24時間365日返済可能だった
18%
周囲にバレずに借入できた
22%
経営内容が健全で知名度があった
7%
ネットサービスが充実していた
20%
自宅近所に店舗や自動契約機があった
16%
手数料割引・金利優遇等のキャンペーンがあった
5%
借入先の営業担当者の人柄や勤務態度の印象が良かった
1%
消費者ローン以外の金融商品やサービスを利用していた
2%
テレビCMや新聞、雑誌の広告を見た
19%
友人・知人が利用している借入先だった
7%
借入時の相殺する機能が充実していた
1%
消費者ローン商品のラインアップが豊富で選択肢が多かった
4%
他の金融機関やローン会社から紹介された
4%
携帯電話からのサービスが充実していた
2%
どれにも当てはまらない
5%

株式会社NTTデータ経営研究所:
『2007年度 消費者ローン利用者・利用経験者の借入に関する意識調査』より引用

オカデモ先生

トップ5をピックアップ!

1位 駅前や商店街に店舗や自動契約機があった

2位 借入審査手続きが簡単

3位 借入時の審査スピードが早かった

3位 周囲にバレずに借入できた

4位 ネットサービスが充実していた

5位 借入手数料・金利が低かった

5位 テレビCMや新聞、雑誌の広告を見た

知名度や利便性から消費者金融でお金を借りる人が多い!

オカデモ先生

もう一つデータを見てくれ!
大手消費者金融 中小消費者金融
金利が低かった
45.1%
35.3%
借入手続きが簡単だった
51.1%
70.6%
審査が早かった
51.1%
61.8%
担保・保証人が不要だった
27.7%
44.1%
パソコンやスマホ等、ネットで申込み可能だった
22.3%
23.5%
店舗やATMが自宅や勤務先近辺にあった
15.8%
26.5%
周囲に気づかれずに借入ができる
16.8%
26.5%
知名度や安心感があるから
9.8%
11.8%
テレビCM等の印象が良かった
13.6%
17.6%
銀行等の預金取り扱い金融機関で借入不可だった
9.2%
14.7%
その他
1.6%
2.9%

日本貸金業協会:
『平成28年度 資金需要者等の現状と動向に関するアンケート調査』より引用

オカデモ先生

上位五つを整理してみよう!

大手消費者金融

借入手続きが簡単だった

審査が早かった

金利が低かった

担保・保証人が不要だった

パソコンやスマホ等、ネットで申込み可能だった

周囲に気付かれずに借入ができる

中小消費者金融

借入手続きが簡単だった

審査が早かった

担保・保証人が不要だった

金利が低かった店舗やATMが自宅や勤務先近辺にあった

周囲に気付かれずに借入ができる

大手消費者金融の場合は「利便性」から、中小消費者金融の場合は「早くお金を借りたい」という気持ちから利用する傾向。

以上のように、消費者金融でお金を借りる動機は近年では大きな変化はありません。

消費者金融を利用している人の特徴とは?

消費者金融を利用している層について分析していきましょう。

まず、男女年齢別です。

日本貸金業協会:『平成28年度 資金需要者等の現状と動向に関するアンケート調査』より引用

これを見て頂ければわかるように、29歳までは女性の借入割合が大きいのに対して、男性は、50~59歳までの借入者の割合が多くなっております。女性で一番大きくなっている層が40~49歳までということを考えると、40~59歳までの男女の層にボリュームがあることになります。

日本貸金業協会:『平成28年度 資金需要者等の現状と動向に関するアンケート調査』より引用

次に年収別ですが、最も多かったのは年収300万円以上400万円未満でした。次いで、年収500万円以上1,000万円未満、僅差で年収200万円以上300万円未満であることが分かります。

年代 平均年収
全体 男性 女性
20代
354万円
374万円
324万円
30代
467万円
501万円
390万円
40代
564万円
616万円
425万円
50代
701万円
744万円
461万円

求人情報・転職サイトDODA(デューダ)より引用

厚生労働省関連の資料によると、低所得者の基準は『住民税世帯非課税』となっており世帯によって異なります。一般的には年収300万円以下、手取り200万円から250万円程度を低所得と考えて間違いないようです。つまり、消費者金融利用者を利用する方多くは、年代相応の年収を貰っているケースが多く、収入の範囲内で生活することが困難な様子が伺えます。

次に、職業別です。

日本貸金業協会:『平成28年度 資金需要者等の現状と動向に関するアンケート調査』より引用

消費者金融からお金を借りる多くの人は意外にも安定した職についている人が多いようですね。

オカデモ先生

まとめめると、40歳から59歳までの働き盛りの男性で年収は300万円から400万円未満もしくは年収500万円から1,000万円未満正社員などの安定した職業に就いているケースが目立つということだ!

消費者金融の利用者ってどれくらい?

登録人数 登録件数
1件
700万人
700万件
2件
227万人
455万件
3件
81万人
244万件
4件
25万人
100万件
5件以上
9万人
48万件

株式会社日本信用情報機構(JICC)公式WEBサイトより引用
2017年4月現在


オカデモ先生

このデーターによると、登録人数だけで日本に700万人もいるそうだ!

つまり、消費者金融というコンテンツ自体も皆に浸透していて、お金に困って借り入れをしようとするときに、一番メジャーな方法と言えるでしょう。

大体一人当たりどれくらいお金を借り入れるものなの?

消費者金融名 1件あたりの平均貸付残高
アコム
54万円
プロミス
57万円
アイフル
不明
SMBCモビット
59万円

上記のデータは次の資料から引用しました。アコムデータブック2017年3月四半期、プロミス・SMBCモビットSMBCコンシューマーファイナンス2017年3月期 第3四半期決算資料。

このように、だいたい一人当たり五十万程度の借り入れをする人が多いように思えます。

どんな人が消費者金融でお金を借りているの?

借入スタイル 該当者数 割合
生活維持借入タイプ
547名
36.5%
一時借入タイプ
296名
19.7%
趣味・娯楽タイプ
237名
15.8%
多重借入タイプ
327名
21.8%
少額借入タイプ
93名
6.2%

株式会社NTTデータ経営研究所:
『2012年度 消費者金融利用者の人物像調査』より引用

オカデモ先生

このデータを見る限り、生活が困窮していまい、その生活の維持のために借り入れをする人が多いようだね

一番ボリュームゾーンとして少なくなっているのが少額借入タイプだ。先ほどにもデータでみたとおりに、借入をするならば単価の大きく行う人が多くなってきている。

借りたお金は何に使っているの?

一体消費者金融で借りたお金を何に使っているのか、これもデータがあったので紹介しておきます。

 

借入金使途(※複数回答) 借入残高ありの比率 借入残高なしの比率
趣味や娯楽(レジャー、旅行含む)費用
48.40%
46.40%
食費
24.30%
18.40%
納税・納付などの支払い
13.40%
10.60%
家賃
12.30%
12.30%
衣料費
13.90%
6.70%
授業料、保育料、給食費などの学校関連
13.00%
7.80%
光熱費
12.80%
7.30%
自動車ローン返済
11.30%
7.80%
ギャンブル
9.70%
11.20%
医療費
11.10%
6.10%
住宅ローン返済
9.70%
8.40%
電話料金、ネット料金などの通信費
9.70%
5.60%
冠婚葬祭費用
6.80%
6.10%
学校教材などの教育関連費
5.90%
1.10%
資格試験、受験勉強のための受講料
3.30%
2.20%
資格試験、学校を含む受験費用
2.80%
1.10%
その他
8.20%
15.60%

日本貸金業協会:
『平成27年度 資金需要者等の現状と動向に関するアンケート調査』より引用

このデータを参照するとわかるように、レジャーや旅行などの娯楽費に使われることが多いようです。

個人的なイメージと反したところは、ギャンブルにかける人が思ったより少ないというところです。ギャンブルでお金を失ってしまい、またギャンブルでお金を取り返すために消費者金融でお金を借りる。そんなループがあるものだと考えていました。

しかし、イメージと反して消費者金融で借りたお金が最も旅費などになるようです。

まとめ

消費者金融でお金を借りる人がどのような人なのかご理解いただけたでしょうか。

消費者金融にはいいところばかり見えてしまうかもしれませんが、そこには落とし穴があります。まず年利がかかるので、借りたお金を貸さなければ返済額はどんどん増えていきます。

最低限の生活費などが払えなくて今すぐにでもライフラインが止まってしまいそうな状態に陥っている人もいるでしょう。

大切なのは計画的に利用をすることです。消費者金融を利用する層は安定した収入を得ている人が多いのも納得だ。

もし誰にもバレずに金利のかからない融資を受けたいならば他の方法を検討しても良いのではないでしょうか。

 

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