消費者金融ごとに比較 あなたにあった業者は?

消費者金融

まず、消費者金融にはいくつか種類があり、それぞれ銀行グループに所属していることが多いです。

また会社ごとに金利などの細かい内容が違うため、徹底的に比較して申し込む業者を選ぶことが大切です!

ここではいくつかの消費者金融をあげてそれぞれの特徴を解説していきます!

どの消費者金融で借りるのか考えることは重要なことなので慎重に選びましょう!

主な消費者金融、歴史

消費者金融とは、個人に金銭を貸し付ける業者のことです。そして主な消費者金融はプロミス、アコム、SMBCモビットなどがあげられます。

消費者金融の歴史は古く、その始まりは戦後1960年代にまでさかのぼります。戦後経済復興により国民の所得が増え、モノが余る時代になってくると、そのころ主流だった質屋は、相対的にモノの価値が下がったことでビジネスモデルが成り立たなくなり、多くが廃業していくことになりました。その流れで消費者金融は誕生しました。ものではなく人の信用を担保にお金を貸すという新しい業態が登場しました。

消費者金融が今までの金貸しと大きく異なったのは、即時、小口、無担保・無保証であったことです。今までは申し込み手順が複雑かつ時間がかかったためこのような特徴を持つ消費者金融が好まれました。

急成長していく中で消費者金融同士の協会や現在も残っている信用情報機関が発足しました。

1970年代にはオイルショックによる景気の低迷から多くの人が利用するようになり、この時期に特にサラリーマンの利用が多かったことから、後に「サラ金」という呼び名で呼ばれるようになりました。このころ業者の金利は91.25~102.2%と異様に高く、暴力や脅迫による取り立ても平気で行われていました。こういった状況を取り締まる法律もなく、なかなか抜け出せないことから「サラ金地獄」とまで言われていました。

この消費者金融の問題は「高金利・過剰貸付・過酷な取立て」の3K問題と呼ばれ、社会問題化しました。

見かねた政府は1983年には、「貸金業の規制等に関する法律」(貸金業規制法)と「改正出資法」を成立・施行し、この改正により、貸付上限金利は109.5%から73.0%まで下げられました。以降、経過措置により、87年には54.75%、91年には40.004%まで引き下げられていきます。この規制で83年には約23万社だったものが、翌年の84年には3万3千社にまで激減してしまいました。

厳しい時代から一転、1990年代には自動契約機の登場により回復し、悪いイメージも刷新していきました。

また1998年、いわゆる「日本版金融ビッグバン」政策がスタートすると、中小企業への融資の引き締め(=「貸し渋り」)が起こりはじめました。このような状況を背景に、中小零細企業に対して、担保をとり連帯保証人もつけるという貸借契約で融資を行う「商工ローン」会社が業績を上げてきました。

しかし1999年には、日栄、商工ファンドという商工ローン大手2社による悪質な脅迫まがいの取り立て行為が発覚し、刑事事件にまで発展しました。この商工ローン問題を受けて、貸金業規制法出資法の改正論議が急速に進み、99年12月に改正法が可決・成立、翌2000年6月に施行という急展開を見せます。
特に、出資法の定める貸付上限金利が年40.004%から29.2%に引き下げられたことは、消費者金融業界に大きな影響を与えました。

オカデモ先生

以下に主な内容を年表としてまとめてあるから参考にしてね~
年代 出来事
1960年代 質屋と変わって即時、小口、無担保・無保証の消費者金融が登場
消費者金融協会や信用情報機関の創設
1970年代 オイルショックとともにサラリーマンなどの利用が増加「サラ金」時代
1983年 「貸金業の規制等に関する法律」(貸金業規制法)と「改正出資法」を成立・施行
1990年代 自動契約機などの登場でイメージ刷新
1998年 「日本版金融ビッグバン」政策スタートと共に商工ローン普及
1999年 商工問題発生、貸金業規制法と出資法の改正法可決
2000年 貸金業規制法と出資法の改正法施行

消費者金融の銀行グループ

消費者金融ってなんだか怖いイメージがあるんですけど実際どうなんですか?

田中さん

オカデモ先生

確かに昔はサラ金などといって怖いイメージがあったと思うけど、今は法律も改訂されて悪質な消費者金融はほとんどなくなっているよ。

ここでは主な消費者金融についてどの銀行グループに属しているのか紹介するね!

大手消費者金融 銀行グループ
プロミス 三井住友銀行グループ
アコム 三菱UFJフィナンシャルグループ
SMBCモビット SMBCグループ
レイクALSA 新生銀行グループ
ジェイスコア みずほ銀行グループ
アイフル なし

この銀行グループへの所属の関係は、実際にサービスを利用するときに役立つことがあります。

例えば一番上のプロミスを例に挙げると、プロミスの自動契約機で三井住友銀行カードローンのカードを発行することができ、三井住友銀行のローン契約機でプロミスのカードを発行することもできます。すなわち所属している銀行グループとサービスを共有していることが多く、便利に利用することが出来るのです!

また大手消費者金融ではアイフルのみが銀行グループではありませんが、アイフルが安心ではないというわけではありません。アイフルは東証一部上場企業で、プロミス、アコムに次いで3番目に取扱高が大きい消費者金融です。

消費者金融の金利と最高限度額

消費者金融 金利 最高限度額
プロミス 4.5~17.8% 500万円
アコム 3.0~18.0% 800万円
SMBCモビット 3.0~18.0% 800万円
アイフル 3.0~18.0% 800万円
レイクALSA 4.5~18.0% 500万円
ジェイスコア 0.8~12.0% 1,000万円
ノーローン 4.9~18.0% 300万円

このように、最高限度額が高ければ高いほど下限金利が低くなります。しかし、多くの場合が上限金利が適用されることが多いので、下限金利はあまり参考にしないほうがいいかもしれません。

消費者金融の審査時間

先生!審査時間は消費者金融ごとに代わるものなんですか?

田中さん

オカデモ先生

変わります!でもあくまでも消費者金融側が言っているだけだから実際にかかる時間は少し変わってくるかもしれないね!
消費者金融 審査時間 融資時間
プロミス 最短30分 最短1時間
アイフル 最短30分 最短1時間
アコム 最短30分 最短1時間
SMBCモビット 最短即日 最短即日
レイクALSA 最短15秒 最短即日
ジェイスコア 最短即日 最短即日

上にあげた消費者金融の中ではプロミス、アイフル、アコムが審査時間最短30分、融資時間最短1時間とかなり早い対応になっています。もし早さを求めるならこの3社を選ぶと良いかもしれませんね!

消費者金融の営業時間

取引にかかる時間はわかったんですけど、営業時間は変わってくるんですか?

田中さん

オカデモ先生

基本的にはそんなに変わらないけど、少し時間が変わってくるよ。
消費者金融 機械の名称 自動契約機の営業時間
プロミス 自動契約機 9:00~22:00
(土・日・祝日も可)
※一部店舗は21:00まで
アコム 自動契約機、むじんくん 8:00~22:00
(土・日・祝日も可)
※一部店舗は21:00まで
SMBCモビット ローン申込機 8:00~21:00
(土・日・祝日も可)
場所によって営業時間が異なる
アイフル 契約ルームてまいらず 8:00~22:00
(土・日・祝日も可)
レイクALSA 自動契約機 平日・土曜:8:00~24:00
日曜・祝日:8:00~24:00
新規契約は22時まで

自動契約機の営業時間内であれば即日審査回答が可能になっています。これはネットで申込む際も同様です。

web完結申し込み、スマホATM取引

オカデモ先生

ちなみになんだけど、消費者金融には今web完結申し込みとスマホATM取引とがあるんだけど知ってるかな?
何となくわかるような気がするんですけど、厳密にいうと何が違うんですか!?

田中さん

オカデモ先生

web完結申し込みであれば文字どおりwebで全ての手続きができるから来店せずに借りられるよ!一方でスマホATM取引であればカードがなくてもスマホがカードの代わりになってくれるからATMからお金を取り出すことができるんだ!消費者金融ごとにどの申し込み、取引を扱っているかは違ってくるよ
消費者金融 web完結 スマホATM取引
プロミス あり あり
アイフル あり あり
アコム なし なし
SMBCモビット あり あり
レイクALSA あり あり
ジェイスコア なし なし

アコムとジェイスコアはこの二つを取り入れていません。より便利に利用したい方であれば他の消費者金融を使った方がいいかもしれませんね!

まとめ

今回は消費者金融に焦点を当てて有名な大手業者の比較を行いました。

人によってどの項目を重視するかは変わってくるので、よくよく考えながら選択することが大切です!

ご利用の際は計画的に!