債務整理って何?困ったときのセーフティーネット。その方法とは?

頭を抱える女

オカデモ先生

誰もが知っておかなくてはならない債務整理について君は説明できるかな?

債務整理をうまく使うことで支払うべきだった借金の支払いが少なくなったり、方法によっては超消しになることすらあるのです。

債務整理の中で一番有名なものは自己破産手続きですが、それはあまりにも極端的すぎます。ほかにも債務整理の方法はあるので、自分に適した方法を、正しい知識をつけて自分で選べるようになってください。

今回の記事では困ったときのセーフティーネットワークとして有名な債務整理にフォーカスをしたものを執筆させていただきます。あなたの人生に光が訪れますように。

債務整理の、そこんトコロ

債務整理ってそもそも何ですか?

田中さん

オカデモ先生

債務整理とは借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることで、借金まみれの生活から解放される手続きのことです。

多額の借金を抱えてしまったからと言って人生をあきらめる必要は一切ありません。

この方法についてきちんと学んでおけば、まだ人生を立て直すことができるはずですよ。

債務整理の手続きには大きく分けて四つの方法があります。

①過払い金請求

②民事再生

③任意整理

④自己破産

の四つです。

ちゃんとした弁護士に債務整理の手続きを依頼することで、その後の支払いをピタッと止めることもできます。
そんな債務整理のほかでは教えてくれないそこんトコロをまとめていきます。

そもそも債務整理とは?

そもそも債務整理とは何なのか。自分の抱えている借金を国を利用することによって減額もしくは免除になる制度のことです。上記に記したように、債務整理にはいくつかの種類があり、その一つ一つによって、特性が変わっていきます。その一つ一つについて説明していきたいのですが、大前提の理解として、なにも無条件で借金を減額もしくは免除することのできる制度というわけではなくて、そこには条件があります。その条件についても後述するものによって説明していきます。

①過払い金請求って?

基本情報

過払い金請求ってなんですか?難しそうですね…

田中さん

オカデモ先生

ただ単純に「払い過ぎたお金を返せ!」と貸金業者に申し立てをすることなんだ。

自分が返済したお金を計算してもし仮にお金を払いすぎてしまっていたらその分のお金が戻ってくることになる。それは主に長年借金を返済し続けていた人に顕著に表れるんだよ。

でも過払い金なんてそんなに発生するものなんですか?

田中さん

オカデモ先生

ダメもとで申請してみたら思ったよりお金が帰ってきてびっくりなんてことはわりとよくあることなんだよ。

また、過払い金請求はすでに完済してしまっている借金に対しても行うことができるんだ。

完済してから十年以内なら過払い金請求をすることができる。

そしてお金が手に入ったらその現金をもとにして借金を返すことも可能なんだよ。

メリット

これはお分かりの通りに、支払いすぎているお金を取り戻すことができるので、万人受けする債務整理方法といえるでしょう。自分は過払い金がないと思っても実は結構過払い金があり、返済されてない人が多く見受けられるので、一度は過払い金請求をしてみてもいいのではないでしょうか。

デメリット

弁護士の志賀様からの引用です。

過払い金返還を請求すれば,(一部の貸金業者を除いて)払いすぎた利息を取り戻すことができます。

過払い金を取り戻すことができれば,それを別の借入れに対する返済に充てたり,生活資金に組み入れられるなどの大きなメリットがあります。

とはいえ,仮に,過払い金返還請求をすることにデメリットがあるとすれば,過払金返還請求をすることを躊躇してしまうかもしれません。

そこで,過払い金返還請求をすることによって,どのようなデメリット・不利益が生ずるのかということが問題となってきます。

この点についてはっきり言ってしまうと,過払金返還請求には,現在ではもはや実質的なデメリットは無いと言ってよいと思います。

かつては,過払い金返還を請求すると,「弁護士介入」や「契約見直し」などの項目で信用情報に登録されてしまうというデメリットがありました。

この信用情報に登録されると,仮に事故情報(ブラックリスト)ではないとはいっても,金融機関に問題ありとみなされ,新たな貸付・融資を受けにくくなるというデメリットがありました。

しかし,これもすでに廃止されました。

すなわち,金融庁により,過払い金返還請求をしても信用情報に登録してはならず,仮にそれによってすでに登録されている場合には当該情報を抹消しなければならないという方針が定められたからです。

現在では,過払金返還請求をしても信用情報に登録されることはなくなりました。

考えてみれば,過払い金があるということは借金が無いということなのですから,信用情報に登録するというのはおかしな話です。

過払金返還請求をしたとしても,信用には何ら問題が無いというのは至極当たり前のことなのです。それが認められたというに過ぎません。

昔では信用情報機関に登録されてしまったりなどのデメリットはあったそうですが、今は全くないので、デメリットはないと考えられます。

つまり

このように、過払い金は発生することが想像より多く、アコムやエポスやプロミスなど大手貸金業者でも過払い金が起きていることがあります。

きちんとした手続きを踏めばもしかしたらお金を手にすることができるかもしれません。

②民事再生って?

基本情報

これも難しそうですね…

田中さん

オカデモ先生

個人民事再生とは、後に紹介する自己破産とは違って、住宅などの財産を残したまま借金を減額することのできる債務整理手続きのことなんだ。
具体的にどんなことをするんですか?

田中さん

オカデモ先生

手続きによって減額された借金は原則として三年間で返済をしていくものになっている。
自己破産のように借金全額の免除というものではないが、その分自分の財産を残すこともできるし、就ける職業に制限の付くものでもない
個人民事再生は、借金の返済をすることは困難だが、自分の財産を残しておきたいし、職業に制限もつけたくないといった方にベストな解決法なんだよ。

これを行える方は、借金が五千万円以下で、継続下収入の見込みがある人のみ、となっております。
個人民事再生には二通りの解決法があります。

①小規模個人再生

②給与所得者等再生

の二つです。

この二つの大きな違いは、②給与所得者再生のほうは、貸金業者の数の二分の一及び債権者の二分の一を超える反対があったとしても、再生手続きができます。

なので、現時点で安定した収入を得ているけれども返済が難しい場合は個人民事再生を行うことをお勧めいたします。

メリット

個人民事再生のメリットについてまとめていきます。

そもそも個人民事再生とは、裁判所を通して債務を減額し分割払いにしてもらう方法です。

そのメリットはいくつかありますが、債権者からの直接取り立てがなくなることで、平穏な生活を取り戻せること、というのが一つあります。弁護士から債権者に対して受任通知を送付すると、債権者からの直接取り立てが停止になります。

また、最悪の事態として考えられる強制執行というものがありますが、それによって預金口座や財産などの差し押さえをされてしまう可能性があります。個人民事再生を行うことにより、その強制執行を停止にすることができます。

そして、任意整理とは明確に違ったメリットとして、個人民事再生では法的拘束力があります。任意整理は当事者同士の示談なのに対して、個人民事再生では裁判所が介入してくるので法的な拘束力があるのです。

また、大幅な減額が可能であったり、自己破産のような金品の差し押さえもありません。

デメリット

まず第一の問題として、ブラックリストに載るため、向こう数年間は住宅ローンなどを組むことが出来ません。そうして、官報に氏名や住所などが乗せられてしまうので周りに知られてしまう可能性があります。誰にも知られずに個人民事再生を行うのは難しいでしょう。そうして、個人民事再生を行った後でも、支払い自体は継続していかなければならないので、継続的な収入が必要になってきます。また、上述したように、個人民事再生のメリットはとても大きいものなので、受け入れ条件がとても厳格になっています。例えば、債務額が5千万円を超えると、もうその時点で対象外になります。そうして、その厳格な手続きをこなした後の流れも、自分ひとりでやっていく必要があるということです。

つまり?

厳しい条件をクリアすることが出来て、ある程度債務整理に関する知識があり、なおかつ周りに個人民事再生を行ったということが仮にばれてもいいならば、借金も大幅減額になり、平穏な生活を送ることが出来るので、ベストなソリューションとなるでしょう。

③任意整理って?

基本情報

これも聞いたことがないですね…

田中さん

オカデモ先生

簡単に言うと、業者と直接交渉することで生活に支障のない範囲での返済を行えるように返済の手立てをする債務整理方法なんだ
ほかの方法と何が違うんですか?

田中さん

オカデモ先生

ほかの手続きと違うところは、裁判所を通さずに貸金業者と交渉を行うところだね。
仕組みとしては、簡単にいうと

・取引開始時にさかのぼって金利を下げて再計算して借金を減額する。

・原則として金利をカットして、原本のみを三年ほどの分割で返済する内容を業者と結んで、以後はこの協定に従ったうえで借金を返済し続ける

オカデモ先生

自己破産や任意整理などのデメリットがなく、借金の減額をできるというメリットがあるんだ。
和解交渉について弁護士に頼めば代理人となって行ってくれる。

ただ安定した収入の見込みがある人っていう条件があるけどね。

メリット

任意整理とは、弁護士などが債権者と仲介して話し合うことで、示談として返済の長期化や利息のカットなどができる制度であります。

一番のメリットとしては、ブラックリストに載らないことや、官報で広報されないことでしょう。誰にも知られずに行うことが出来ます。

デメリット

これはただ一つであり、話し合いをしたところで法的拘束力がないことにあります。甲的拘束力がない、要するに口約束なので、取り決めを破られたところで自分にはどうしようもないのです。そもそも借金をするほうが悪いという流れになってしまって、自分の手続きを踏んだ手間が無駄になってしまうこともあるようです。

つまり?

まず債務整理の第一歩として、最も債権者に迷惑のかからない方法といえます。債務整理をしてみようかなと思う場合には、まず任意整理からするのがおすすめです。

④自己破産とは?

これは私でもわかりますよ!自分の持っている財産をなくして借金も帳消しにすることですよね?

田中さん

オカデモ先生

そうだね、ほとんど正解!債務整理の中でも一番メジャーといっても過言ではない自己破産とは、自分の持っている高価な財産はほぼすべて手放しお金にしたうえで残った借金においては支払い義務を免除するといった制度だ。

住宅や車や宝石やブランド品などお金になるものはすべて手放さなければいけないが、今後の収入はすべて生活費に充てることができる。

また、自己破産したことが経歴に残ったり、会社に影響があるかというと、そういうことはなく、家族に影響が出ることもないんだ。

そうです!自己破産したから人生が終わりだとおもってしまうのはあまりにもったいないです。

これからの人生を前向きに生きていくための日本の制度なのであります。

自己破産にデメリットはあるんですか?

田中さん

オカデモ先生

それはやっぱり自己破産をした場合は高価な財産はほぼすべて手放さなければいけないことかな。

ここでいう高価な財産には定義があって、99万を超える現金と時価二十万を超える財産なんだ。

家具等の生活必需品は処分されないので、自己破産をしてもこれまでと同じように暮らすことができるよ。

 

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