オカデモ先生
田中さん
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目次
競馬はレースごとに「格」がある!
格の種類を紹介!
オカデモ先生
最初はどの馬も新馬戦か未勝利戦からスタートして、レースで勝つごとに500万下、1000万下と格が上がっていきます。日本の競馬では勝たないと上の格に行けないので、3歳の10月までに1回も勝てないと基本的には引退することとなります。しかし全競争馬の中で新馬戦、未勝利戦に勝てるのはわずか3割程度と、厳しい世界になっています。
この500万下や1000万下というのは収得賞金と呼ばれる独自の計算方法で算定した金額のことで、そこからとってクラス分けをしています。さらにGはGradeの略で、その競争の質を表しています。
2019年に改定された内容も!
また、2019年の改定により、格の呼び方が変化しました。基本的なレース内容は変わりませんが、より分かりやすい名前に変化しました。
- 500万下→1勝クラス
- 1000万下→2勝クラス
- 1600万下→3勝クラス
さらに、降級制度は廃止されました。
これまでは、収得賞金を特殊な計算方法で計算し上位クラスにいる馬を下位に降格させる降級制度がありました。最近のケースでは4歳馬が収得賞金を半額で計算され下位クラスに降級させられるクラス編成がなされていました。しかしこの降級制度が廃止されることでこういったクラス編成はされないことになりました。
G1レースの種類は?
一番レベルが高いと言われているG1のレースは多く、また年齢や性別によって出られるレースの種類も変わっていきます。以下にまとめるのでレースとそのレースに出場する馬の年齢性別を知りたい方は是非参考に!
- 2歳の牡馬が出走できる「朝日杯フューチュリティステークス」
- 2歳の牝馬が出走できる「阪神ジュベナイルフィリーズ」
- 3歳馬だけが出走できる「皐月賞、日本ダービー、菊花賞、NHKマイルカップ」
- 3歳牝馬が出走できる「桜花賞、オークス、秋華賞」
- 4歳牝馬が出走できる「「ヴィクトリアマイル」
- 3歳以上の牝馬が出走できる「エリザベス女王杯」
- 4歳以上の牝馬が出走できる「フェブラリーステークス、高松宮記念、大阪杯、天皇賞(春)」
- 3歳以上の牡馬牝馬が出走できる「安田記念、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念、スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップ、チャンピオンズカップ」
- 障害レースを得意とする馬の「中山グランドジャンプ、中山大障害」
この26種類のGⅠレースの中で3歳馬のクラシックレースと呼ばれるものが以下の通りあります!
- 皐月賞
- 日本ダービー
- 菊花賞
- 桜花賞
- オークス
そもそもクラシックレースとは、競馬の歴史が古いイギリスが18世紀~19世紀に名付けた5大競争のことを指し、日本でも真似してできた5大競争をクラシックと呼ぶようになったというものです。
これらクラシックレースとはいずれも1930年代に設立されたもので、古い歴史があります。そして、3歳牝馬はまず「皐月賞、日本ダービー、菊花賞」を目標にし、3歳牡馬は「桜花賞、オークス、皐月賞、日本ダービー、菊花賞」を目標にします。そして、牝馬のクラシックでは皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3つを制覇した馬を、牡馬では桜花賞、オークス、クラシックにほない秋華賞の3つを制覇した馬は3冠馬と呼ばれます。この3冠馬となれた馬はこれまでに11頭しか成し遂げていません。
今年の有馬記念はここがあつかった!
今年の代64回有馬記念は出走馬16頭中11頭がGⅠでの勝利経験があり、かなり豪華なレースとなりました。そんななか最強牝馬アーモンドアイが単勝オッズ(馬券が的中した場合の倍率)1.5倍という高い倍率で推されました。しかしレース終盤で喝さいを浴びたのは2番人気のリスグラーシュでした。
大きくレースが以後いたのは2週目の3コーナー過ぎから4コーナーにかけて。中団にいたリスグラーシュは外へと持ちだされ、競り合っていたアーモンドアイ、フィエールマン、さらに襲い掛かるサートゥルナーリアをまとめて抜き去ります。そのまま勢いは止まらず、最後は後続の5頭を突き放しゴール。同年で宝塚記念、有馬記念連覇は史上初の快挙となりました。
なぜここまで人は競馬にはまるのか
オカデモ先生
田中さん
オカデモ先生
①競馬にはスポーツ面とギャンブル面
そもそも、競馬は生で馬が疾走するところを見ながらギャンブルを行います。すなわち、競馬にはスポーツとして楽しめる部分とギャンブルとして楽しめる部分2つの要素があるんです!
歴史は古く、天皇賞では天皇皇后両陛下がご覧になることもあり、皇室との結びつきも深い異色なギャンブルなんです!
②競走馬の魅力
競馬馬も生き物なので、性格が違うし見た目も毛の色だけでも8種類あります。カメラ目線をしてくれる馬や、食事中にさわると怒り出す馬など個性豊かな馬がいます。また、真っ白な経路は「白毛」とよばれ、競馬ファンにとても人気です。普通競馬は賭け事をして楽しむものですが、中にはそういった賭け事はせず競馬馬の写真を撮るためだけに競馬場に通っているファンもいるくらいです!
③競争馬それぞれの背景
競馬馬がデビューできるのは早くても2歳で、それまでにも多くの人間が関わっています。
まずは生まれた牧場で世話をしてもらい、入厩するまでにセリにかけられ、「馬主」となる落札者がお金を出して競馬馬になるためのトレーニングや食事の管理をしてもらいます。
トレーニングの過程で調教師や調教師の補佐をする調教助手、手入れをしてくれる厩務員などに、デビューするまでの面倒をしてもらいます。
さらにデビューしてからは騎手と共にレースに出場します。
このように多くの人間に支えられて競馬馬はレースに出場できます。そういった人たちの熱い思いを背負いながらレースを走っているのです!
④血統は受け継がれる
競馬馬であっても生き物なので、彼らは子孫を残すことが出来ます。牝馬は引退すると繁殖馬となり、牡馬は功績を残すと種牡馬ととして子孫を残すことが可能になります。よって、自分が応援していた馬が引退したとしても今度は子供を応援することが出来るのです!このように優秀な血統を受け継いだ馬たちが次の世代の競馬を盛り上げてくれます。
⑤騎手同士の駆け引き
競馬は基本的には馬が7割、騎手が3割で決まるといわれていますが、競走馬の能力を最大限に引き出すのも騎手です。
競走馬にはそれぞれ特徴があります。逃げるのが強い馬や、最後の追い上げが強い馬など馬ごとに特異な部分が変わってきます。それぞれの個性に応じてレース運びを行うのが騎手の務めです。
このように実際にレースを見てその運びを楽しむことが出来ますが、予想する段階でどんなレース運びになるか考えるとさらに面白いです!例えば、馬は逃げた方が面白い馬であっても、騎手が積極的なレース運びをする騎手だったら、もしかしたら馬の新しい魅力を引き出してくれるかもしれないと考えて馬券を買い、見事にその予想が当たる。そんなにうまく予想が当たることは少ないですが、経験を積んでいけばある程度予想することはできます。これこそまさに競馬のスポーツ面とギャンブル面の面白さを表しているといえます!
⑥無料~数百円でも遊べる
実は、競馬の入場料は100円、200円のところが多くなっています。さらに競馬場内には子供が遊べるエリアや女性は無料でドリンクが飲めるサービスなど数多くそろっています。
⑦競馬予想のやり方には正解がない
競馬予想には様々な方法がありますが、いまだ正解は見つかってません。それだけ競馬の予想は難しく、そしてその難しさこそが競馬を魅力的にしています。王道な方法だけでもこれだけ予想方法があります。
- データから条件に当てはまる馬を探す
- 調教で動いている馬を探す
- 強い騎手が乗っている馬から買う
- パドック(競馬場での馬の下見所)で馬体が良く見えた馬から買う
- プロ馬券師の予想道理に買う
- サイン馬券で買う
最後のサイン馬券というのは、簡単にいうと世相や日付などから自分なりにその日のレースの勝ち馬や勝利する騎手のサイン、ヒントを得て予想するというものです。
これは、メインレースの多くはレース前から既に勝ち馬や勝利する騎手が決まっており、特定の者に主催者または競馬の神様がサインを出しているという、いわば迷信のようなものに頼る予想ということです!なので、かなり運任せな要素が強く、競馬のギャンブル的な部分を楽しむ方法でもあります。
まとめ
いかかでしたか?競馬について詳しい人も、詳しくない人も、はまりすぎて困っている人も、より競馬についての知識を深められたのではないでしょうか?
ギャンブルの中で異彩な競馬は魅力的で中毒性があるというのも事実です。しかし節度を保って楽しみましょう!くれぐれも競馬で破産することなどないようにお気をつけて!